環太平洋大が中国王者の貫禄 元プロ中川監督のイズムがチームの土台
「デイリー主催・西日本学生バスケット・女子3回戦、環太平洋大96-71金沢工大」(7日、丸善インテックアリーナ大阪)
中国王者・環太平洋大が力強いプレーぶりで快勝した。序盤から積極的に3Pシュートを放ち、着実に点差を広げた。中川和之監督は「2回戦から3Pシュートの精度を改善できた。プラン通りです」と満足そうに振り返った。
元プロ選手でもあり、アメリカでのプレー経験もある中川監督。「どれだけ目標や結果にこだわれるか。『How about do you want it(何が欲しいのか)』といつも言っています」と指導方針を明かす。監督の貴重な経験が、チームの土台となっている。
次戦は昨年敗退となった4回戦に挑む。相手は監督就任6年目にして初対戦となる関学大だ。「相手の力を防御するのではなく、制御したい。自分たちの強みを出すためにしっかり準備をする」と、引き締まった表情で語った。