「デイリースポーツ主催・西日本学生バスケット・女子４回戦、大阪人間科学大８１－７６流通科学大」（８日、エディオンアリーナ大阪）

　大金星まであと一歩だった。流通科学大が昨年の西日本王者・大阪人間科学大を最後まで追い詰めた。天田英彦部長兼監督は「最後まで諦めずに一生懸命戦う姿を見せてくれた」と晴れやかな表情で振り返った。

　強豪と互角の戦いを見せた。序盤はリードを許す展開も、大きく離されず食らいつく。徐々に点差を縮め、第４Ｑの残り４分で逆転。しかし、そこから同点に追いつかれ、熊谷のどか（１年）に決定的な３ポイントシュートを決められた。「あそこの３ポイントが痛かった」と同監督もこの場面を悔やんだ。

　ただ、今後につながる内容だったことは間違いない。「まだ下級生が中心で伸びしろのあるチーム。この試合のようなプレーを続けられるように環境作りをしてあげたい。ここからの日々の取り組みが大事になってくる」と天田監督。収穫のある敗戦だった。