関大 接戦を制して8強入り 残り10秒で逆転 佐藤涼真「勝ちにこだわれた」
「デイリースポーツ主催・西日本学生バスケット・男子4回戦、関大63-62龍谷大」(8日、エディオンアリーナ大阪)
最後まで目が離せない大接戦だった。関西リーグ2部の関大が1部・龍谷大との激戦を1点差で制し、準々決勝進出。チームを引っ張った佐藤涼真(3年)は「最後まで勝ちにこだわれた」と興奮気味に振り返った。
第4Qは点差が5点以上離れない一進一退の攻防が続いた。緊迫する展開の1点ビハインドの残り10秒、玉造大誠(3年)がフリースローを獲得。これを確実に2本決めて土壇場逆転に成功。最後は全員で守り切った。
昨年のリーグ戦で13位に終わり、2部に降格する屈辱を味わった。そこから“全員バスケ”を合言葉に立て直しを図った。5月に行われた関西学生選手権では、佐藤を中心に格上のチームを撃破して3位。優秀選手賞を獲得した佐藤は「1部相手にも戦える」と、自信を取り戻す大会になったことを明かした。
次戦もリーグ1部の京産大と対戦する。佐藤は「自分たちのバスケをやるだけ」と気合十分。逆襲へ向けて、関大の勢いがさらに加速する。