「デイリースポーツ主催・西日本学生バスケット・女子準決勝、愛知学泉大６５－６０日本経大」（１０日、エディオンアリーナ大阪）

　男女の準決勝が行われ、男子は大産大が関大を８２－６５で破り、初優勝に王手をかけた。日本経大は福岡大に７７－６０で勝利した。女子は関西王者の大体大が関学大に７３－５５で快勝。９年ぶりの優勝を目指し、決勝は昨年準優勝の愛知学泉大と対戦する。最終日の１１日は男女ともに決勝と３位決定戦がエディオンアリーナ大阪で行われる。

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　東海王者と九州王者の対戦となった一戦。延長までもつれる大接戦を制したのは愛知学泉大だった。主将の森美月（４年）は「全員で守ることからという意識で挑めた」と笑顔で汗を拭った。

　日本経大は留学生を３人擁し、高さを武器とするチーム。その相手に対して、「高さでは勝てないと思っていた。とにかく全員で下を守ることを意識した」と森。その言葉通り、前半は堅い守りで相手を２４点に抑え、リードを奪った。

　ただ後半は一転、日本経大ペースに。愛知学院大にとっては苦しい時間が続いたが、状況を打開したのは主将だった。第４Ｑでは３Ｐを含む３本のシュートを立て続けに決めるなどチームを牽引。延長でもチーム最初の得点を決め、存在感を見せた森は「（主将の）意地を出しました」と誇らしげに振り返った。

　昨年敗れた決勝では、関西王者の大体大と対戦する。「今までやってきたことが発揮できるように、仲間を信じて勝ちきりたい」。女子最多２４度目の優勝へ、あと１勝だ。