大産大 関西学生選手権で敗れた関大にリベンジ 4アシスト11得点のエース金友蓮、初Vへ「絶対に優勝したい」

 シュートを放つ大産大・金友蓮(撮影・石井剣太郎)
 ドリブルで攻め込み、シュートを放める大産大・金友蓮(撮影・石井剣太郎)
 ドリブルで攻め込む大産大・金友蓮(右)=撮影・石井剣太郎
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 「デイリースポーツ主催・西日本学生バスケット・男子準決勝、大産大82-65関大」(10日、エディオンアリーナ大阪)

 男女の準決勝が行われ、男子は大産大が関大を82-65で破り、初優勝に王手をかけた。日本経大は福岡大に77-60で勝利した。女子は関西王者の大体大が関学大に73-55で快勝。9年ぶりの優勝を目指し、決勝は昨年準優勝の愛知学泉大と対戦する。最終日の11日は男女ともに決勝と3位決定戦がエディオンアリーナ大阪で行われる。

  ◇  ◇

 決勝進出が決まった瞬間、大産大ベンチは総立ちで喜びを爆発させた。5月の関西学生選手権の3位決定戦で敗れた関大にリベンジ成功。この日チームトップの4アシスト、同3位タイの11得点で勝利に貢献したエース金友蓮(2年)は「絶対に勝ちたかった」と力強くうなずいた。

 第1Qは勢いに押され、リードを許すも、途中出場の選手の奮闘でチームは流れを取り戻した。序盤動きが硬かった金友も、徐々に調子を上げていった。「出だしから悪い部分が出たが、スタートではない選手たちが良い流れをつくってくれた」と仲間への感謝を忘れなかった。

 状態は万全ではなかった。4回戦の環太平洋大戦で左足首を捻挫するアクシデント。痛みはあるはずだが、2年生ながらチームの中心だけに、この日は痛み止めを飲んで強行出場。試合後、アイシングをする姿もあったが「大丈夫です」と笑って見せた。

 勝てば初優勝となる決勝は九州王者・日本経大と対戦する。「絶対に優勝したい」。金友はクールな表情の中に強い決意をにじませた。

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