【真央一問一答】「戻ってこれた実感」
「フィギュア四大陸選手権最終日」(10日、大阪市中央体育館)
SPで首位の浅田真央(22)=中京大=が、フリーでもトップの130・96点をマーク。今季世界最高、そしてバンクーバー五輪の自己ベストに0・05点差と迫る合計205・45点で3年ぶり3度目の優勝を飾った。
‐トリプルアクセルも連続3回転も回転不足だったが。
「入りのタイミングや、気持ちの持っていき方は良かったと思う。このジャンプは次につながる。今日以上の練習ができていれば、世界選手権でも少し期待が持てる」
‐フリーでは2本目のジャンプがトリプルアクセルだが、心境の違いは。
「最初に入れるか、2本目か迷った。でも1発目の方がきれいに決まると感じている。佐藤先生と相談しますけど、世界選手権では最初に入れると思う」
‐今回はかなり難度の高い構成にしたが。
「攻めのプログラムにしたいと思っていた。ずっと練習してきたことで強くなれた部分もあるし、時には弱くなったこともある。でもリスクを負って挑戦することが今の自分の楽しみ。自分がどこまでできるか試せたことは良かった」
‐自己ベストに迫る得点だった。
「SPでバンクーバー以来の70点台と聞いてバンクーバーの時の得点が出せるかなというのは頭にあった。得点として、戻ってこれたなという実感がある」