村上、後半攻めのジャンプで自己最高点
「フィギュアスケート世界選手権・第2日」(14日、カナダ・ロンドン)
山田満知子コーチに励まされてリンクに立つと、村上佳菜子が体力的に厳しい演技後半に高難度の2連続3回転トーループ、3回転フリップを決めた。基礎点が1・1倍となるボーナスの得点を狙った攻めのジャンプが結実し、技術点はキム・ヨナを上回ってトップだった。SPの自己最高点に「びっくりした。奇跡かな」と笑顔を見せた。
前々日には山田コーチと会場近くのショッピングモールへ。オンとオフの切り替えも奏功し、好発進に結び付いた。
2年前は8位、SPで2位だった昨年は崩れて5位にとどまった。3度目の大舞台で、調子に乗りやすい自分の性格もきちんと把握済み。SP後には「浮かれすぎずにいい演技をしたい」と気を引き締めた。フリーで持てる力を出し切れば、悲願のメダルにつながる。