回転不足に転倒、迫力欠いた大輔
「フィギュアスケート世界選手権・第3日」(15日、カナダ・ロンドン)
男子フリーは左膝痛を抱え、SP9位と出遅れた羽生結弦(18)=宮城・東北高=が169・05点、合計244・99点で4位。SP4位の高橋大輔(27)=関大大学院=は154・36点、合計239・03点で6位と順位を落としたが、上位2人の順位合計で「13」以内を死守し、ソチ五輪出場枠は最大の3を確保した。
迫力を欠いた高橋。フリーだけならば8位。最初の4回転ジャンプは回転不足。続けて予定していた4回転は3回転になった。中盤のトリプルアクセルは転倒。「ジャンプが決まらず焦った自分がいて、気持ちが先走っているところがあった」。心身ともに最後まで立て直せなかった。「悔しいし、情けない。この思いが来季に生きてくると信じてやっていきます」。現役最後となる来季につなげるしかない。