真央、GP6連勝へ「すべて出したい」

 「フィギュアスケートGPシリーズ・NHK杯」(8日開幕、国立代々木競技場)

 7日は公式練習が行われ、女子はGP第1戦スケートアメリカを制した浅田真央(23)=中京大=がトリプルアクセル(3回転半ジャンプ)を決めるなど、好調をアピール。2011年から続くGP連勝を6に伸ばし、GPファイナル(12月・福岡)一番乗りを目指す。し烈なソチ五輪代表争いの男子は、ファイナルへ黄信号がともっている高橋大輔(27)=関大大学院、織田信成(26)=関大大学院=がともに4回転ジャンプを決め、火花を散らした。

 最短距離でソチへの道を突き進む。優勝すればソチ五輪代表選考に大きく影響するGPファイナル進出が確定する真央は、この日の練習でもトリプルアクセルを決めるなど、好調をキープ。「1段でも2段でも階段を上れるような試合にしたい」と、充実の笑顔で意気込んだ。

 スケートアメリカ後はカナダへ渡り、振付師のローリー・ニコル氏とSPの手直しを行った。シーズン序盤での異例の修正も、きたるべきソチ五輪で最高の結果を残すため。佐藤信夫コーチによれば、ジャンプなどの変更はなく「身ぶり手ぶりや視線など、よりメリハリをつけた。記憶に残る演技にするため。魅力的なものになっていると思う」と説明。8日のSPで早速お披露目する。

 優勝すればGP6連勝を達成しファイナル進出。ファイナルで日本人最上位となれば、ソチ五輪代表へ大きく前進する。「SPでもフリーでも集中して、自分の今できることをすべて出したい」。集大成の今季。真央は立ち止まらない。

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