羽生、世界歴代3位でSP2位
「フィギュアスケートGPシリーズ第5戦・フランス杯」(15日、パリ)
男子SPで羽生結弦(18)=ANA=は自己ベストを0・05点更新する世界歴代3位の95・37点で2位につけた。今大会で2位以内に入ればGPシリーズ上位6人で争うファイナル(12月・福岡)進出が決まる。パトリック・チャン(カナダ)が自身の世界歴代最高を塗り替える98・52点で首位。日本勢が出場していない女子のSPはアシュリー・ワグナー(米国)が66・75点でトップだった。
羽生は、SP世界歴代最高得点で首位に立ったチャンに3・15点差と食い下がった。第2戦スケートカナダで完敗した世界王者との再戦で一騎打ちに持ち込み「首の皮一枚つながった」と胸をなで下ろした。対抗心を胸の奥にしまい「魂を入れて集中する」と無心だった。