羽生2位!!ファイナル決めた
「フィギュアスケートGPシリーズ第5戦、フランス杯・第2日」(16日、パリ)
男子の羽生結弦(18)=ANA=は合計263・59点の2位で、シリーズ上位6人で争うファイナル(12月・福岡)進出を決めた。世界選手権3連覇中のパトリック・チャン(カナダ)が自身の世界歴代最高を大幅に塗り替える295・27点で圧勝。チャンと4位だった閻涵(中国)、第4戦NHK杯を制した高橋大輔(関大大学院)もファイナルに進出した。女子はアシュリー・ワグナー(米国)が194・37点で制した。
序盤に組み込んだ得点源の4回転ジャンプを2種類とも失敗しながら、羽生は合計得点で自己ベストに0・70点と迫った。「前の大会や先シーズンだったら気持ちが落ち込むところを、落ち着いて修正できた」。順位は同じ2位でも、表情は3週間前の第2戦、スケートカナダの後よりも格段に明るかった。
第2戦に続いてチャンに大差をつけられた。だが、世界王者との対決は、目指すソチ冬季五輪の金メダルとの距離を測る絶好の機会で「練習の方向性を見極めやすい」と語る。今季3度目の対戦は3週間後のGPファイナルに決まった。「もっと練習して本番で決められるようなジャンプを跳びたい」と誓った。