村上、精彩欠き3位 曲替えの可能性も
ソチ五輪を目指すフィギュアスケート女子の村上佳菜子(19)=中京大=は1日、名古屋市の日本ガイシアリーナで、SPだけで競う愛知県競技会に出場。連続ジャンプが単発になるなど精彩を欠き、53・53点の3位に終わった。
悩みが一層深まった。「この気持ちを立て直すのがすごく大変でどうしていけばいいか分からない。何度もダメすぎて分からなくなっている。もう一度、先生たちと相談してやっていきたい」。村上の顔は曇ったままだった。
今季なかなかうまくいかないSP。11月初めの中国杯からロシア杯までの間に技の構成を変え、今回再び変えた。山田満知子コーチ(70)は「ジャンプだけじゃなく、何かが合ってない。この曲にしがみつかず、離してみようかな、とも考えています」曲替えの可能性に言及した。
曲変更のリスクは大きい。プログラムの修正は不可欠。五輪代表最終選考会となる全日本選手権は21日に開幕で大きなかけになる。「きょう明日中には決めて練習していかないといけない。一日一日の戦いになる」と山田コーチ。残された時間は少ない。