真央「わき出してこなければできない」
「フィギュアスケート世界選手権・エキシビション」(30日、さいたまSA)
4年ぶり3度目の世界女王に輝き、集大成のシーズンを終えた浅田真央(23)=中京大=が30日、さいたま市内で一夜明け会見に臨み、注目の進退を判断する決め手はモチベーションとし、決断の期限は決めない意向を示した。今後は、4月から予定されるアイスショーで全国を回る予定。この日はエキシビションに出演し、チャップリンの「スマイル」を披露した。
完全燃焼したからこその、柔らかな表情だった。集大成のシーズンを、4年ぶりの世界女王という形で終えた真央は、進退についてあらためて語った。
「今季はすべてやりきった。シーズンを通して、自分の中では“金メダル”。目標は達成したし、次の目標は見つかっていない。まだハーフ・ハーフなんじゃないかな?」
体力的にはまだやれる自信はある。あとは心の問題だ。「最終的には自分がやるかやらないか。決意ができればやるし、何もわき出してこなければできない」と、進退判断の基準を明かした。
4月からはアイスショーで全国各地をまわる。来季のGPシリーズへのエントリーは、例年5月下旬から6月上旬に発表されるが「すぐに答えを出す必要はないかなと思う」と、期限は定めず、自らの進む道を熟考する。