無良SP2位「てっぺん見えてくる」

 「フィギュアスケートGPシリーズ第2戦・スケートカナダ」(10月31日、ケロウナ)

 男子ショートプログラム(SP)で無良崇人(23)=HIROTA=が82・57点で2位となった。2010年バンクーバー冬季五輪代表の小塚崇彦(25)=トヨタ自動車=は6位。昨季の世界選手権銅メダリストのハビエル・フェルナンデス(スペイン)が86・36点でトップに立った。女子SPで宮原知子(16)=大阪・関大高=は60・22点で4位、本郷理華(18)=愛知みずほ大瑞穂高=は5位。アンナ・ポゴリラヤ(ロシア)が65・28点で首位発進した。

 激しい恋愛劇「カルメン」の序章に取り入れた4回転と3回転のトーループで、無良は最初のジャンプの着氷が乱れた。しかし、慌てずコンビネーションを後半の3回転ルッツとの組み合わせに変更。逆転優勝を狙える位置につけ「頑張ればてっぺんが見えてくる」とにこやかに語った。

 昨季は序盤のこの大会で10位に沈み、五輪出場も逃した。オフに長野五輪金メダリストのクーリック氏に指導を仰ぎ「いっぱいいっぱいで4回転していたが、3回転をちょっと多く回るだけと意識を変えた」という。

 フリーでは多くの選手が演じてきた「オペラ座の怪人」を披露する。「早い段階からイメージと自分の演技がしっくりきていた」というプログラムで、再出発のシーズンに勢いをつける。

関連ニュース

編集者のオススメ記事

フィギュア最新ニュース

もっとみる

    主要ニュース

    ランキング(フィギュア)

    話題の写真ランキング

    写真

    リアルタイムランキング

    注目トピックス