町田SP2位 スタミナ持たずミス

 「フィギュアスケートGPシリーズ第5戦・グランス杯」(21日、ボルドー)

 男子で第1戦のスケートアメリカに続く優勝を狙う町田樹(24)=関大=はSPで88・70点の2位につけた。ソチ冬季五輪銅メダルのデニス・テン(カザフスタン)が91・78点でトップに立ち、コンスタンティン・メンショフ(ロシア)が87・47点で3位だった。女子SPの今井遥(21)=新潟県連盟=は54・72点で8位と出遅れた。

 町田は終盤、気持ちとは裏腹に最後までスタミナが持たなかった。見せ場のステップからの3回転ルッツの着氷が乱れて氷に片手をつき「脚と肺、両方にきちゃって。本当に息も絶え絶えという感じだった」と悔しさを隠さなかった。幸いにもトップとは3・08点差で逆転可能。「フリーの第9(ベートーベンの「交響曲第9番」)は最後までエネルギッシュに踊らなければ成り立たない。そこはシビアに自分を叱咤(しった)したい」と闘志をかき立てた。

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