無良、自己ベストで首位 羽生から祝福
「フィギュアGPシリーズ第6戦・NHK杯」(28日、なみはやドーム)
男子ショートプログラム(SP)で、無良崇人(23)=HIROTA=は86・28点で首位に立ち、GPシリーズ上位6人が進むファイナル(12月12~14日、スペイン・バルセロナ)進出へ前進した。
無良が2大会連続優勝に近づいた。冒頭の4回転-3回転のコンビネーションを含む3度のジャンプをいずれも成功させるなど、ほぼ完璧な出来栄え。優勝したスケートカナダの82・57点を超える自己ベストの86・28点をたたき出す会心の滑りだった。
演技直後は「最後のルッツが降りた時点で気が抜けてステップがひっかかったのが悔しい。全体的にはすごく良かった」と笑顔。29日のフリーへ「表彰台を最終的には目指したい」と意気込んだ。
後から取材エリアに姿を見せた羽生からは拍手で「おめでとうございます」と祝福された。無良は「日本チームの仲間で、ずっと一緒に試合をしたいと思っていた」と羽生を思いやっていた。