2位宇野、羽生以来の17歳表彰台

 「フィギュアスケート全日本選手権」(27日、長野市ビッグハット)

 ホープの宇野昌磨(17)=中京大中京高=が2位に食い込んだ。ジュニアよりも30秒長いプログラムの終盤、足は限界を超えていたが、顔を真っ赤に染めながら戦い続けた。

 「よく最後までやりきれた」。胸を張れる4分半だ。最後の3回転-3回転コンビネーションでは手をついたが「アクセルも4回転も、いいふうに着氷できた」と納得の出来栄え。SPでは終始厳しかった表情が一瞬崩れた。

 17歳での表彰台は羽生以来3年ぶり。2位という順位も、合計251・28点も、ソチ五輪金メダリストの当時を上回った。大躍進で世界選手権の選考対象に躍り出た。

 国際スケート連盟の公認大会ではないため、参考記録ながら、自己ベストも大きく更新。身長159センチの小さな巨人が、大きな一歩を踏み出した。

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