男子で３連覇を達成し、世界選手権代表に内定したソチ五輪金メダリストの羽生結弦（２０）＝ＡＮＡ＝が２８日、２連覇を果たした今月上旬のＧＰファイナル期間中から続く腹痛のため、精密検査を受けることになった。２９日に長野市ビッグハットで開催されるエキシビションには出演しない。

　前日のフリー後、これまでにないほど息が切れ、汗がしたたり落ちていた羽生。「体調が悪くて、ちょっと大変だった」と話していたが、腹痛に悩まされていた。「ファイナルの期間中から断続的に腹痛があった。帰国後、医師に相談した結果、精密検査を行うことを勧められた。まずはしっかり検査を行い、今後についてはあらためてご報告させていただきます」などとコメントした。

　羽生は１１月の中国杯で他の選手と衝突し、頭部、腹部など計５カ所を負傷して全治２、３週間のけがを負っていた。

　診断結果については、後日、日本スケート連盟から発表される。