宇野「悲しい」5位 力出し切れず

 「フィギュアスケート・四大陸選手権」(14日、ソウル)

 男子でショートプログラム(SP)2位の宇野昌磨(17)=愛知・中京大中京高=はフリー5位で、合計256・45点の5位だった。村上大介(陽進堂)は4位で、昨年王者の無良崇人(HIROTA)は7位。ソチ五輪銅メダリストでSP首位のデニス・テン(カザフスタン)が、フリーも1位で合計289・46点と圧倒的な内容で初優勝した。

 初めて挑んだシニアの壁は、厚かった。ジュニアより30秒長い4分半の演技を終えた宇野は、両膝に手をついて顔をゆがめた。SP2位からの逆転Vを狙ったが、5位に終わり「順位や点数より、自分の演技をできなかったことが悲しい」と肩を落とした。

 今季はGPファイナル初優勝、全日本選手権2位と躍進。勢いそのままにSP2位と好発進したが、フリーは一転して乱れた。安定感抜群だった演技後半に3回転フリップで転倒。「フリップが一番思わぬ失敗。(現地入り後)自分でもよく分からないが、少しずつ調子が落ちた」と言い「本番前から(日本で)練習してきたことができない無力さ、悲しさがあった」と打ち明けた。

 昨年5位だった次戦の世界ジュニア選手権(3月・エストニア)へ「次はまともな演技ができるようにしたい」と誓う。シニアの舞台で得た経験を糧に、2010年の羽生結弦(ANA)以来となる日本人チャンピオンを狙う。

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