3連覇がかかる羽生、仕上がりは上々

 「フィギュアスケート・GPファイナル」(11日開幕、バルセロナ)

 大会史上初の3連覇が懸かる男子シングルの羽生結弦(21)=ANA=が10日、ショートプログラム(SP)に向けて最終調整し、音楽を流した演技で2種類の4回転ジャンプに成功するなど上々の仕上がりだった。女子シングルで大会史上最多の5度目の優勝を目指す浅田真央(25)=中京大、初出場の宮原知子(17)=大阪・関大高=もリンクの感触を確かめた。

 大会史上初の3連覇が懸かる羽生は「昨年同様に好きなリンクで滑ることが楽しみだし、気持ちよさと幸せを感じながら一生懸命に滑りたい」と明るい表情で話した。

 NHK杯で出した世界歴代最高得点(合計322・40点)のことは意識せず、変な気負いもなく、適度な緊張感の中でしっかりと調整してきたという。

 疲労からくる鼻声とのど詰まりにも「全然大丈夫です」と一笑。アクシデントに見舞われた昨年とは違い、今年は余裕のあるところを見せていた。

 7日に誕生日を迎え、1つ年を重ねた五輪王者は「NHK杯の時も言いましたが、血のにじむような練習の成果を出せればいい。得点も3連覇も考える余裕はなく、世界のトップを争う試合に集中していい演技をしたい」と抱負を語っていた。

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