宇野自己最高にも「満足していない」
「フィギュアスケート全日本選手権・第1日」(25日、真駒内セキスイハイムアイスアリーナ)
今季シニアデビューを果たし、GPファイナルで3位に入った宇野昌磨(18)=中京大中京高=がSPで羽生に迫る97・94点を出し、国際スケート連盟(ISU)非公認大会ながら“自己ベスト”を更新し2位につけた。4回転トーループなど全ジャンプに成功。「4回転トーループは練習でも一番課題だった」とハードルを一つクリアした。
憧れの高橋大輔を思わせる表現力豊かなステップで高得点を稼いだ。スタンディングオベーションを受けたが、「今日の演技じゃ満足していない。ステップももっとできると思う」と力強い。今季世界選手権の男子出場枠は2。羽生は事実上の当確で残り1枠を狙うが、総合2位以内なら代表入りは確実だ。18歳が切符をグッと引き寄せた。