ミスミス7位…宇野昌磨が涙
「フィギュアスケート・世界選手権」(1日、ボストン)
初出場でSP4位の宇野昌磨(18)=中京大=は、4回転ジャンプを2本とも失敗し、7位に終わった。
リンクを離れると、止めどなく涙があふれた。SP4位から逆転での表彰台を狙った宇野は7位。この1カ月は一日も休まず、氷の上に立ち続けたという。悔しい結果に「あれだけ練習してやってきたことを、自分で否定してしまった」。今季シニアへ戦いの舞台を移し、一気に駆け上がってきたホープの勢いは、集大成の場で止まった。
昨年11月にグランプリ(GP)シリーズで初優勝し、GPファイナルでは3位に入った。この日のフリーは、4回転トーループとトリプルアクセル(3回転半ジャンプ)2本を演技後半に組み込む意欲的な演技構成だったが、転倒などいくつもミスが重なった。
だが、泣いてばかりではいられない。「次に向けて、また頑張ろうと思おうとしている」と自らを奮い立たせるように言葉を絞り出した。