失策王返上!坂本をみっちりシゴいた宮本先生「いかに楽をしてきたか」
【2012年1月9日付デイリースポーツ紙面より】
巨人・坂本勇人内野手(22)が8日、松山市内の坊っちゃんスタジアムで自主トレを公開した。今年から同僚の寺内とともに、ヤクルト・宮本慎也内野手(41)の自主トレに“入門”。昨季はリーグワーストタイの18失策。汚名返上へ、球界No.1の名手から、みっちりとシゴキを受けた。
「ボールを足で運べ!」
「しっかり前でボールを捉えて!」
ノックバットを握った宮本の声が響く。9度のゴールデングラブ賞を誇る名手からノックとゴロ捕の嵐を浴びた坂本。基本に忠実な捕球を、約1時間半にわたり延々と繰り返した。
昨季の球宴で、坂本が宮本に守備の教えを請い、弟子入りを志願したことが、今回の自主トレ参加のきっかけ。「超一流の人のもとでやるのは覚悟もいるけど、うまくなる近道」と決意の入門だった。失策数は2年連続でリーグ最多。昨季は打率・262と打撃でも苦しんだ。宮本の他にもヤクルト勢が汗を流す“敵地”の中にあえて飛び込んだのも、ひと皮むけたい気持ちの表れだ。
ハードな猛特訓に、坂本は「僕が知らないことを宮本さんからたくさん聞けている。しんどいけど楽しい。足の使い方など、今まで考えていたこととは全然違った」と充実の表情を浮かべた。
熱血指導で守備の基本をたたきこんだ宮本も、坂本に手応えを感じた様子。「いかに楽をしてきたかということは、本人が一番分かっているでしょう」と厳しさを口にしながらも、「うまくなりたい気持ちがよく出ている。敵チームだけど、お互いに高いレベルでプロとして勝負したいし、うちの若手にもいい刺激になっている」とうなずいた。
巨人の正遊撃手というプライドを捨て、基本に立ち返ることで、巻き返しを期す今季。「1試合1試合集中してやって、そういう賞がもらえるように頑張りたい」。ゴールデングラブ賞という大きな目標も宣言した。
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巨人・坂本勇人内野手(22)が8日、松山市内の坊っちゃんスタジアムで自主トレを公開した。今年から同僚の寺内とともに、ヤクルト・宮本慎也内野手(41)の自主トレに“入門”。昨季はリーグワーストタイの18失策。汚名返上へ、球界No.1の名手から、みっちりとシゴキを受けた。
「ボールを足で運べ!」
「しっかり前でボールを捉えて!」
ノックバットを握った宮本の声が響く。9度のゴールデングラブ賞を誇る名手からノックとゴロ捕の嵐を浴びた坂本。基本に忠実な捕球を、約1時間半にわたり延々と繰り返した。
昨季の球宴で、坂本が宮本に守備の教えを請い、弟子入りを志願したことが、今回の自主トレ参加のきっかけ。「超一流の人のもとでやるのは覚悟もいるけど、うまくなる近道」と決意の入門だった。失策数は2年連続でリーグ最多。昨季は打率・262と打撃でも苦しんだ。宮本の他にもヤクルト勢が汗を流す“敵地”の中にあえて飛び込んだのも、ひと皮むけたい気持ちの表れだ。
ハードな猛特訓に、坂本は「僕が知らないことを宮本さんからたくさん聞けている。しんどいけど楽しい。足の使い方など、今まで考えていたこととは全然違った」と充実の表情を浮かべた。
熱血指導で守備の基本をたたきこんだ宮本も、坂本に手応えを感じた様子。「いかに楽をしてきたかということは、本人が一番分かっているでしょう」と厳しさを口にしながらも、「うまくなりたい気持ちがよく出ている。敵チームだけど、お互いに高いレベルでプロとして勝負したいし、うちの若手にもいい刺激になっている」とうなずいた。
巨人の正遊撃手というプライドを捨て、基本に立ち返ることで、巻き返しを期す今季。「1試合1試合集中してやって、そういう賞がもらえるように頑張りたい」。ゴールデングラブ賞という大きな目標も宣言した。