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岡田監督VSナベQ“遺恨再燃”にらみ合い!詳細知らない李大浩「ごめんと言えば済んだこと」

 6回、激しく言い合う西武・渡辺監督(左端)とオリックス・岡田監督(右から2人目)=撮影・辰巳直之
 【2012年4月29日付デイリースポーツ紙面より】
 「オリックス4‐8西武」(28日、京セラ)
 グラウンドが一瞬にして修羅場となった。一昨年以来続いてきたオリックスと西武との遺恨が再勃発。ゴールデンウイーク初日の大阪で“血戦”のにおいが漂った。
 発端は六回だ。西武ヘルマンの投ゴロを西が一塁にワンバウンド送球。一塁・李大浩が捕球できずセーフとなった(記録は西の悪送球)。その際、ヘルマンが李大浩の体に軽く接触。直後に両軍ベンチから選手だけでなく首脳陣も飛び出して、もみ合いになった。
 選手が引き揚げた後も、岡田監督は渡辺監督と激論。最初は笑顔交じりで渡辺監督から抗議を受けていたが、徐々に目の色がマジに変わり、ガンの飛ばし合いとなった。見かねた審判団から「両監督、よく話し合って」と言われ、最後は観客の見守る中で超異例の握手。さらに怒りの表情を見せていた西武・土井ヘッドコーチのいる三塁側へ岡田監督が向かい、こちらも握手で一応事態は収拾した。その間約10分。しかし、そこに和解の空気はなかった。
 試合後、高代ヘッドコーチは「昨年までのことがあるけど、あんな勢いで飛び出してくることないのではないか」と激高した西武側に首をひねった。今季入団の李大浩は、遺恨の詳細を知らず「“ごめん”と言えば済んだことではないか。なんでベンチから飛び出たか理解できない」と困惑の表情だった。
 くすぶり続けた因縁が、大乱闘寸前にまで発展。西武戦は今季まだ2試合目。残り22試合もある遺恨マッチは、何が起こっても不思議ではない。

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