抑え転向?沢村に手厳しい原監督「じゃあ、2年間でいくつ貯金したのって」

 【2012年12月14日付デイリースポーツ記事より】

 巨人の・原辰徳監督(54)が12日(日本時間13日)、沢村拓一投手(24)を来季、ストッパーで起用するプランを披露した。優勝旅行先の米ハワイ入りした指揮官だが、早くも来季に向けての構想を巡らせた。

 日本一など5冠を達成しても、妥協は絶対にしない。求めるのはチーム内の変革だ。そのためには大胆に動く。原監督は、沢村の抑えについて「十分、可能性あるんじゃない」と真剣な表情で明言した。

 今季、巨人のストッパーは西村が務め、32セーブをマークした。だが西村も決して盤石とはいえない。チームのさらなる強化を目指し、安定感のある新ストッパーを求め、沢村の適性を見極める考えだ。

 沢村が伸び悩んでいるからこそ、斬新な構想を練っている。1年目の昨季は11勝(11敗)、今季は10勝(10敗)をマーク。だが「(2年連続で)2桁勝利を挙げているとはいえね。やはり、じゃあ、2年間でいくつ貯金したのって(いうこと)」と手厳しい。

 先発では好不調の波が激しい剛腕だが、短いイニングを任せれば、化ける可能性があるとの考えも。だからこそ「彼の働きどころとして、もっとふさわしいところがあるのかもしれない。あれだけのボールを持ちながらね」と配置転換を示唆した。

 この日、原監督は選手らとともに優勝旅行先のハワイ入り。常夏の島にいても、頭の中には、連覇に向けた来季構想がある。「さらに強くするためには、チームが一人一人の力をどういう歯車の中で、使う方がベストなのかというのを、余計に考えなきゃいけないと思いますね」と指揮官。その最初の一手が、沢村の抑え転向となるかもしれない。

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