フィギュア女子・五輪代表2枠を巡り激アツの全日本選手権が始まる!
女子フィギュアの全日本選手権が21日に開幕する。平昌五輪代表切符は2枚だけ!宮原、樋口がすんなり決めるか。三原、真凜らは優勝して逆転代表になれるのか(敬称略)
公開日:2017.12.19
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「平昌の次」22年五輪狙う真央を超えた15歳・紀平梨花のジャンプを見逃すな!
ジュニアGPファイナルで世界大会初のトリプルアクセル&3回転トーループ成功
年齢制限のため平昌五輪代表争いには関係ないが、大注目なのが15歳の紀平梨花(きひら・りか)だ。11月26日に行われた全日本ジュニア選手権では、フリーの冒頭でトリプルアクセル(3A)を2本決めて逆転優勝を飾った。うち1本は3回転トーループ(T)と2回転トーループを加えた3連続ジャンプ。テレビ解説を務めたソチ五輪代表の村上佳菜子も「言葉が出ません」と舌を巻く衝撃的なジャンプだった。続く12月9日のジュニアGPファイナルではISU公認世界大会では初の3A3Tを決めて4位に入っている。
4回転もできちゃう!サルコー、トーループに練習で成功
紀平は今年に入って練習で4回転ジャンプに成功していることを明かした。5月のコロラド合宿の頃からサルコーとトーループに挑んでおり、「(成功率は)4分の1か5分の1くらい。サルコーの方が多い」と説明。「今まで5回くらい」は着氷しているという。
紀平、練習で4回転に成功していた!「やってみようと思ったら、意外とできた」
トリプルアクセルの大先輩・伊藤みどりは小5(11歳)で初出場した80年大会で3位表彰台。浅田真央は小6(12歳)の時に特例で出場した02年大会で、不完全ながら3回転フリップ―3回転ループ―3回転トーループのコンビネーションジャンプを跳んで7位に食い込んでいる。紀平は五輪切符を争うお姉さんたちを向こうに回してどこまでできるのか、楽しみだ。