日本水泳連盟は１１日、リオデジャネイロ五輪の代表３４選手を発表し、都内で会見した平井伯昌監督（５２）は「複数の金メダル」を目標に掲げ、女子２００メートル平泳ぎの金藤理絵（２７）＝Ｊａｋｅｄ＝は「よく間違えられる」というサッカー女子元日本代表、澤穂希さんばりのリーダーシップを発揮することを誓った。会見では、女子の主将について平井監督から「澤さん、じゃなくて金藤さんでいいんじゃないか」と冗談交じりに指名を受けた。

　金藤は女子最年長の２７歳。代表の平均年齢は２０・７６歳で、最年少１４歳の酒井とは一回り以上離れている。期待されるのは若手とのコミュニケーションや選手とスタッフの橋渡し役だ。「チームのためにやることが自分のためになることもある。楽しい雰囲気を作って澤選手のように頼られる存在になりたい」と話した。金メダルへの期待も高く、プール内外で競泳ニッポンをけん引する。