競歩 谷井「日本人でメダル争う」

 日本陸連は18日、東京都内でリオデジャネイロ五輪競歩代表の選考委員会を開き、男子20キロは高橋英輝(23)=富士通、松永大介(21)=東洋大、藤沢勇(28)=ALSOK=の3人に決定。男子50キロは谷井孝行(33)=自衛隊、森岡紘一朗(31)=富士通、荒井広宙(27)=自衛隊=の3人を選んだ。

 男子20キロの持ちタイムでは高橋、藤沢、松永の順で今季世界ランキングのトップ3を独占。50キロでも荒井が昨季世界ランキング2位、昨年の北京世界選手権銅メダリストの谷井も同3位といずれも五輪でメダルを狙える位置にある。

 五輪を含めた世界大会で日本競歩勢初のメダルを獲得している谷井は「森岡、荒井の2人とは一番長く合宿をやってきて、特長もよくつかんでいる。言葉を発しなくても感じ取れるコミュニケーション能力を使い、3人でメダル争いに絡んでいくことが大切」と強調。結束力を高めた「チームジャパン」が一丸となり、日本競歩勢初となる五輪でのメダル獲得を目指す。

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