土居、格上世界ランク15位を撃破
「テニス・イタリア国際」(11日、ローマ)
女子シングルス2回戦で世界ランク45位の土居美咲(25)=ミキハウス=が、昨年の全仏オープンで準優勝した同15位のルーシー・サファロバ(29)=チェコ=に6-3、7-5でストレート勝ちし、3回戦に進出した。
土居が初顔合わせのサウスポー対決で、昨年の全仏オープンで準優勝した難敵サファロバをストレートで破る金星を挙げた。勝利が決まると力強くガッツポーズし「チャレンジャー精神で自分のテニスを貫けたメンタルが勝因」と満面の笑みを浮かべた。
「ラケットを振り切る」をテーマに掲げ、フォアの強打でラリーの主導権を奪った。第1セットから勢いに乗ると、第2セットも要所で「一球の質にこだわった」というショットがさえた。これまで強敵に健闘しながら一歩及ばない試合が続いたが「しっかり踏ん張れたのは経験が大きい」と納得顔だ。リオデジャネイロ五輪代表の有力候補でもあり「この勢いを続けたい」と意気込んだ。