新エース古賀が不調 巻き返し誓う
「バレーボール女子リオ五輪世界最終予選兼アジア予選、日本3-0ペルー」(14日、東京体育館)
4大会連続の五輪出場を目指す世界ランク5位の日本は、同21位のペルーと初戦を戦いストレート勝ちで白星発進を決め、首位に立った。最終予選独特の緊張感が襲う中、左のエース長岡望悠(24)=久光製薬=が、チームトップの20得点をマークする大活躍で、リオデジャネイロ五輪出場へ幸先の良いスタートを切った。15日には同ランク26位のカザフスタンと対戦する。
地元熊本を襲った大地震から、この日でちょうど1カ月。熊本から両親も駆けつけた中、故郷への思いを胸に、コートに立った古賀だったが、最終予選の緊張もあり、気持ちが空回り。まさかのブレーキに陥った。
スパイクは相手のブロックにかかって1本しか決められず、得点はわずかに2。「気持ちが焦って、ブロックが見えてなかった。熊本のみんなが元気が出るようなプレーを、と思ったけど、それができずに反省」と唇をかんだ。
ただ、まだ大会は始まったばかり。「自分自身の問題。しっかり切り替えたい」と、巻き返しを誓った。