ラグビーW杯 リーチ主将「とても感動した」一夜明けて感謝「いい大会になる」
「ラグビーW杯・1次リーグA組、日本30-10ロシア」(20日、味の素スタジアム)
開幕戦白星発進から一夜明けた21日、日本代表フランカーのリーチ・マイケル主将(30)=東芝=と、SO田村優(30)=キヤノン=が東京都内のホテルで会見した。
2人とも独特の緊張感から解き放たれたように、リラックスした表情。リーチ主将は「ピンチもあって緊張する試合だった。次は緊張からあけていい準備できる」と試合を振り返った。そして、「満員のスタジアムで白と赤のジャージーを見てとても感動しました。道を歩いていて、声をかけてくれるファンも多い。これからいい大会になる」とプレーを後押ししたファンの存在に感謝した。
前夜、試合後に「10日間寝られなかった」と明かした田村は「オフの時から、なんか寝られませんでした。きのうはちょっと寝られました。これもW杯の一部だと思います。もう大丈夫です」と話した。
次戦は28日、静岡に場所を移してアイルランドと戦う。世界ランキング1位の強豪。
リーチ主将は「相手はミスはしないチーム。警戒する選手はたくさんいる。しっかりと自分たちの精度を高くやらないと、試合の流れをつかめない」と気を引き締める。
田村も「自分たちのことにフォーカスしたい。コーチが出すプラン、戦術を信じて遂行しきれるかどうか。相手より自分たちの準備であったりとか、プレッシャーがかかっときにどう対処するかをやっていきたい」と相手以上に日本としての修正、準備の重要性を強調。「リーチと『100%全開で、キレッキレの状態でやろう』とさっきエレベーターで話しました」と誓い合ったことを明かした。