「ラグビーＷ杯・１次リーグＢ組、ニュージーランド２３－１３南アフリカ」（２１日、日産スタジアム）

　決勝での再戦も予想されるラグビー大国同士一戦。史上初の３連覇を狙うニュージーランドが堅守の南アフリカから前半に２トライをもぎ取って逃げ切り、まずは“第１ラウンド”を制した。

　前半２３分、自陣でＳＯモウンガが右大外へキックパス。直接受け取ったＷＴＢリースが快足を生かして前進し敵陣深くへ。素早く左に展開すると、ＦＢに入るＢ・バレットが持ち前のスピードを生かして防御の隙を突き、最後はＷＴＢブリッジが仕留めた。「世界最高の司令塔」の一人とされるＢ・バレットのＦＢ起用が的中した。

　攻め込まれても粘り強いカバーで１トライに抑え、ハンセン監督は「崩れた局面の防御が非常に良かった」。反則は相手の半分以下。総合力の高さを見せつけた。