ラグビー日本、スコットランド戦が超重要!サモア戦勝利でも最終戦が大一番になる可能性

 「ラグビーW杯・1次リーグA組、日本19-12アイルランド」(28日、静岡スタジアム)

 日本が優勝候補のアイルランドに勝つジャイアントキリング(大番狂わせ)を見せ、開幕2連勝とした。ただ、1次リーグ突破という最大の目標を考えると、まだまだ楽観視できる段階ではない。アイルランドに勝ち点1が入ったからだ。

 日本は2連勝だが、4トライ以上によるボーナスポイントの勝ち点1を加えることはできず勝ち点9。アイルランドは敗れたものの、「7点差以内の負け」によるボーナスポイントを1加え、勝ち点を6とした。

 日本のライバル国の状況を整理する。9月28日の時点で、1次リーグでアイルランドが得られる最多勝ち点は16。また、3試合を残しているスコットランドは勝ち点15が最多となる。日本は現在、勝ち点9でグループトップだが、次のサモア戦で勝ち点5を得られたとしても勝ち点14のため、スコットランドが9月30日のサモア戦、そして10月9日のロシア戦と2試合を勝ってきた場合は、最後の日本-スコットランドで全てが決まるという状況になる。

 勝ち点で並んだ場合の順位決定方法は1番に「直接対決の勝者」が来る。つまりスコットランドとの対戦で日本が敗れると、勝ち点で並んだ場合はスコットランドに上回られてしまう。

 グループ1番の強豪に勝ちながら、スコットランドに敗れ涙を飲む…という展開ばかりは前回大会の再現となってほしくない。ただ、1次リーグ最終戦にその大一番が予定されていることで、状況が整理された状態で迎えられる。それに、スコットランドは前戦から中3日、日本は中7日で両国の対戦を迎えるという日程的なアドバンテージはある。

 ともかく、全力を尽くしていくことに変わりはないだろう。以下、日本の1次リーグの日程。

 ▽第3戦10月5日サモア戦(豊田=日本は中6日、相手は中4日)

 ▽第4戦10月13日スコットランド戦(日産=日本は中7日、相手は中3日)

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