優勝候補が激突 ウェールズ、オーストラリアに23-8とリードして前半折り返す
「ラグビーW杯・1次リーグD組、オーストラリア-ウェールズ」(29日、味の素スタジアム)
今年の欧州6カ国対抗で全勝優勝を飾った現在世界ランク3位のウェールズと、同6位で前回大会準優勝のオーストラリアとの、ともに優勝候補に挙げられる両チームの激突。序盤から積極的に攻めたウェールズが23-8とリードして前半を終えた。
先手を取ったのはウェールズ。キックオフのボールを素早い出足で奪い返すと、SOビガーが見事にドロップゴールを決め、開始わずか35秒で3点を先制した。
電光石火の攻撃で主導権を握ったウェールズは、さらに12分。ゴール前へのキックパスに反応したCTBパークスが相手と競り合いながらもキャッチし、トライに結びつけ、10-0とした。
ウェールズの攻勢の前になかなかチャンスをつかめなかったオーストラリアだが、前半20分に反撃。連続攻撃から相手ゴール前に迫ると、SOフォーリーの右隅へのキックパスをWTBアシュリークーパーがキャッチし、ゴールに飛び込んだ。
この後、ともに1PGを加えて迎えた前半36分にウェールズが再びPGを決めて、16-8とリードを広げると、その直後だった。自陣でSHデービスが相手のパスをインターセプト。そのまま走りきってトライ。オーストラリアを大きく引き離して前半を終えた。
ウェールズは初戦でジョージアに43-14で快勝。一方のオーストラリアもフィジーに苦しみながらも39-21で逆転勝ちし、白星発進した。