５日に日本テレビ系で放送されたラグビーワールドカップ２０１９「日本対サモア」戦の平均世帯視聴率が３２・８％（関西３１・６％）で今年の全番組で最高だったことが７日、分かった。瞬間最高は４６・１％で、午後９時２３分、試合終了間際に松島幸太朗がトライを決めた直後（関西地区は午後９時２３、２４分の４４・９％）だった。

　今年放送された番組では１月２６日、全豪オープンテニス女子シングルス決勝・大坂なおみ対ペトラクビトバの平均３２・３％を抜き最高をマークした。

　決勝トーナメント進出に向け大事な一戦となったサモア戦は午後７時１５分からの放送。日本代表は試合終了間際に松島幸太朗がトライを決め４トライのボーナスポイントを獲得し、３８－１９で勝利した。

　日本戦はロシア戦は１８・３％、アイルランド戦は２２・５％。サモア戦はアイルランド戦より１０・３ポイントも上昇しており、視聴率は右肩上がり。日本代表に対する注目度が高まっている。

　昨年以降のスポーツ中継では“サランスクの奇跡”と称された６月１９日、サッカーＷ杯・日本対コロンビア（ＮＨＫ総合）の平均４８・７％、６月２８日、同日本対ポーランド（フジ）の４４・２％、７月２日、同日本対ベルギー（ＮＨＫ総合）の３６・４％、羽生結弦が五輪連覇を果たした２月１７日、平昌五輪・男子フィギュアフリーの３３・９％などがあるが、今回のラグビー中継はそれらに次ぐ数字となった。

　（数字はビデオリサーチ日報調べ、関東地区）