藤井強化委員長「今からはW杯楽しんで」 負傷の具は軽傷
史上初の快挙となるW杯8強進出から一夜明けた14日、ラグビー日本代表のリーチ・マイケル主将(31)=東芝=と藤井雄一郎強化委員長(50)が横浜市内で会見した。
未知の領域となる準々決勝に向けて、藤井強化委員長は「今からは選手にW杯を楽しんでもらいたい。次は失うものは全くない。ノープレッシャーの中で本当に楽しんでほしい」と“親心”を見せた。
13日のスコットランド戦ではプロップ具が右脇腹付近を痛め、涙を流しながら交代した。藤井氏は「コンディションについては特に大きなケガもない」と語り、具も軽傷であることをうかがわせた。
1次リーグを振り返り「FWが互角以上の戦いをしたことが勝因の一つ。ハードワークを続けた成果」と、地上戦で一歩も引かなかったFW陣を称賛。大会直前のテストマッチで7-41と敗れた南アフリカにも「勝機は十分ある」と自信をみなぎらせた。