フランスが19-10と前半リード ウェールズとの準々決勝は白熱の攻防
「ラグビーW杯・準々決勝、ウェールズ-フランス」(20日、昭和電工ドーム大分)
世界ランキング3位で欧州王者のウェールズと、同8位フランスの対戦。前半は3トライを奪ったフランスが19-10とリードして、ハーフタイムに入った。
ウェールズ有利とみられていた一戦で、主導権を握ったのはフランスだった。前半5分にロックのセバスティアン・バハマヒナ、8分にフランカーのシャルル・オリボンが立て続けにトライ。SOロマン・ヌタマックがコンバージョンを1本決め、12-0とした。
ウェールズもすぐに反撃。12分にフランカーのアーロン・ウェーンライトがトライ。SOダン・ビガーがコンバージョンを決め、7-12。20分にもビガーがPGを決めて2点差に迫った。
一進一退の攻防が続くなか、ウェールズにアクシデントが襲う。28分、ナンバー8のジョシュ・ナビディが負傷し、ロス・モリアーティと交代。そのモリアーティが29分に危険なタックルでイエローカードを提示され、シンビンとなった。
10分間、ひとり少ない14人で戦うことになったウェールズに対し、フランスがその隙をついて、31分にCTBビリミ・バカタワがトライ。ヌタマックのコンバージョンも決まり、19-10と再び突き放した。
ウェールズ、フランスともに、勝てば2大会ぶりの4強。勝者は、この後に行われる日本-南アフリカ(味の素スタジアム)の勝者と準決勝を戦う。