リーチ主将は胸を張る 円陣でも仲間鼓舞「胸を張って」「日本はますます強くなる」

スタンドのファンに向かってあいさつするリーチマイケル(手前)ら日本フィフティーン=味の素スタジアム
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 「ラグビーW杯・準々決勝、日本3-26南アフリカ」(20日、味の素スタジアム)

 初の決勝トーナメント進出を果たした日本(世界ランキング6位)が後半力尽きて、南アフリカに屈した。

 前半は互角以上の戦いを見せた日本だったが、後半に入ると、自力を見せ始めた南アフリカに自陣に釘付けとなり、SOポラードに3本のPGを許してじわじわとリードを広げられ、2本のトライでトドメを刺された。

 姫野、田村、流らが号泣するなか、リーチ主将はすがすがしい表情。「最高です。4年間ずっと、そして過去5週間、本当に熱い応援をありがとうございます」と感謝した。

 結果的には完敗。前半にやりたかったことを問われると、「ラグビーですよ。素晴らしいチャンスでした。いくつかチャンスもあった。残念ながら南アフリカの方が勝ってしまった。南アフリカの健闘をたたえたい。我々もよく健闘したと思う」と、うなずいた。

 目標にしていた8強進出は果たした。アジア勢初の快挙に、「ジェイミー監督らのおかげです。アジア全体としても非常にうれしいと思う。素晴らしい経験でした。日本はこれからますます強くなるだけです」と胸を張った。

 試合後は円陣を組み、仲間に言葉を送った。「胸を張って。キャプテンとして誇りに思っている。今後の姿を見せることが大事だ」。最後までキャプテンとして、選手を引っ張った。

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