南ア監督、日本の奮闘たたえる「誇りに思ってほしい」
「ラグビーW杯・準々決勝、日本3-26南アフリカ」(20日、味の素スタジアム)
スクラム、モール、ラインアウトで圧倒した。南アフリカがゲームプラン通り、体格の大きさを生かして突き放した。両WTBが好調だった日本をノートライに抑え込み、コリシ主将は「防御に誇りを持っている」。準決勝の切符をつかむと、選手たちは勝利をかみしめるように抱擁した。
ラインアウトは2メートル超えの選手がジャンプし、全て成功。日本のボールも4度奪った。前半は危険なタックルによるシンビン(一時退場)で苦しい時間帯があったが、後半に入ってSOポラードがPGを3度決め、2トライを追加。4年前の借りを返した。
エラスムス監督は「アイルランドとスコットランドを倒した。日本の皆さんは誇りに思ってほしい」と日本の奮闘をたたえつつ、「次のウェールズ戦も厳しいと思うが、楽しみだ」と先を見据えた。