SH田中、ジョセフHCの続投熱望 日本ラグビー発展へ「継続」を訴える
ラグビーW杯でベスト8の成績をおさめた日本代表が21日、都内で南アフリカ戦から一夜明けての記者会見に出席した。3大会連続出場を果たしたSH田中史朗(34)はジェイミー・ジョセフHCの続投を希望し、何度も「継続」を口にして、日本ラグビー界が一丸となって発展し続ける必要があると語った。
11年、15年、今回と3大会連続でW杯に出場した田中は、「2011年(1分け3敗で1次リーグ敗退)から日本代表というものがすごく強くなりましたし、ファンの方々もすごく僕たちを応援していただける関係になったんですけど」としつつ、「(W杯は)1回で優勝をとれるような大会ではないです」とさらに発展や、強化が必要だとした。
「これからの日本はもっともっと期待できる人材が本当にいっぱいいるので、もっともっと皆さんに夢と希望を与えられるようなチームになってくると思います」と続けると、ヒートアップしてきたのか、「質問なんでしたっけ」と聞き直す一幕も。確認し直してから「今、来ていただいている記者の方々、メディアの方々、ファンの方々、この方々を継続して次の(W杯の)2023年まで来ていただけるように僕たちも努力して普及活動していかないといけないです」と呼びかけた。
さらに、去就が未定のジェイミー・ジョセフHCらコーチ陣にも「継続してやっていただきたい」と要望。「日本の国として、継続して日本のラグビーが強くなるようにしないといけないなと僕自身思いました」と主張。学生やトップリーガー、子どもの年代など、すべての人々が一丸となって、「そういうものがすべてコネクトできてチーム全体として、日本として強くなっていけるようになればベスト4も夢ではないです」と熱く語った。「代表として誇りに思えるような代表でしたし。もっともっと皆さんに夢と希望を与えられるような代表になると思うので、これからもラグビー、そして代表をよろしくお願いします」と続けた。