準々で日本撃破の南アフリカが9-6で前半リード SOポラードが3PG
「ラグビーW杯・準決勝、ウェールズ-南アフリカ」(27日、日産スタジアム)
日本を準々決勝で破った世界ランキング4位の南アフリカ(B組2位)が3PGを決めて、初の決勝進出を目指す同3位のウェールズ(D組1位)を前半9-6とリードした。
勝ったチームは11月2日の決勝(日産スタジアム)でイングランドと対戦。敗れたチームは同1日のニュージーランドとの3位決定戦(味の素スタジアム)に回る。
2007年大会以来3度目の優勝を狙う南アフリカは前半15分、相手反則で得たPGをSOハンドレ・ポラードがきっちりと決めて先制。その後、PGを返されたが同20分にはFWがマイボールのスクラムで圧力をかけてコラプシングの反則を誘うと、SOポラードがPGを決めて再び、リードした。
強力FWを全面に押し立て徐々にペースを握ると、同35分、モールから反則を得て、SOポラードがまたもPGを決めて、リードを広げた。
一方のウェールズも前半終了間際にSOダン・ビガーが2本目のPGを決めて差を詰めた。
スタンドには前日、ニュージーランドを破って決勝進出を決めたイングランドのエディー・ジョーンズ監督の姿もあった。
両国の過去の通算対戦成績は南アフリカが28勝6敗1分けと圧倒。前回15年のW杯準々決勝でも南アフリカが僅差で勝利を収めているが、その後の直近4試合はウェールズが4連勝している。