ウェールズに劇勝!エディー・イングランドの相手は南ア 日本に因縁の2カ国が決勝

 「ラグビーW杯・準決勝、南アフリカ19-16ウェールズ」(27日、日産スタジアム)

 南アフリカがウェールズを19-16で下し、優勝した2007年大会以来の決勝に進んだ。3度目のW杯制覇を懸け、11月2日の決勝(日産スタジアム)で世界ランキング1位のイングランドと対戦する。両チームによる決勝は07年大会以来で2度目。16-16の後半35分にSOポラードがPGを決めた。ウェールズは初の決勝進出を逃し、1日の3位決定戦でニュージーランドと顔を合わせる。

 正確無比なキックで、決勝進出を導いた。16-16で迎えた後半35分、SOポラードが決勝PGを決めた。この日キックは100%成功。14得点の活躍でプレーヤー・オブ・マッチに選出された。

 「蹴る瞬間は観客や置かれている状況は忘れてプロセスに集中する。すべてコントロールできるようにトレーニングしている」と研ぎ澄まされた集中力の秘訣(ひけつ)を語った。

 好敵手同士の一戦だった。過去の対戦は南アフリカの28勝6敗1分け。W杯11年大会は開幕戦で17-16、15年大会準々決勝は23-19と接戦で勝利。だが、17年の親善試合では22-24で敗れるなど直近は4連敗中だった。この日も2度追いつかれる大接戦だった。

 チームの不振で昨年3月に就任したエラスムス監督は試合後は興奮気味に机をたたいた。「4連敗していたが、その間、経験を積んだ。ウェールズは相手を絞め殺すようなチーム。最初から照準を定めてゲームプランを実行した」とリベンジ達成を喜んだ。

 ポラードは「素晴らしい変化が監督の変更によってもたらされた。1試合1試合80分ベストを尽くせるように細部にこだわって準備し、できた」と指揮官に敬意を表す。これで47得点。得点ランクトップの田村の51点も射程圏。「80分、トロフィーを懸けて戦うのはハード。難しい戦いになるが楽しみだ」と照準をイングランド戦に定めた。

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