イングランドは「残忍」「冷酷」「凶暴」フィジカル勝負で南アフリカたたきのめす!
「ラグビーW杯・決勝、イングランド-南アフリカ」(11月2日、日産スタジアム)
ラグビーW杯の決勝に臨むイングランドと南アフリカは29日、東京都内および近郊のグラウンドで、雨の中で練習を再開した。準決勝で3連覇を目指したニュージーランドに完勝したイングランドは練習後、ジョン・ミッチェル守備コーチ(55)らが記者会見し決勝への抱負を語った。
合言葉は「ブルート」だ。直訳すると「残忍」「冷酷」「凶暴」。情けは無用。どこまでも激しく、徹底的にたたきのめせ-。イングランドはそのテーマを掲げて決戦に向けて始動した。
「イングランドの練習は常に強度が高い」。記者会見に臨んだ守備担当のミッチェルコーチは静かに言った。この日は準決勝から中2日ながら激しく練習。冒頭の合言葉を口にしたのだ。
「イングランドのDNAにはブルートが刻まれているので、それを前面に出していく。南アフリカはフィジカルの激しさが看板だが、それはこちらも同じ。フィジカルな戦いを追求します」
ニュージーランドを倒した準決勝ではフィジカルの激しさ、強さが爆発した。「タックルの音がスタンドまで聞こえたでしょ?コーチとしてもワクワクしました。チームは大会中も成長を続けている。決勝ではもっと良くなる」
同コーチはニュージーランド出身。同じ南半球でオーストラリア出身のジョーンズ監督とともに、ラグビーの母国を頂点に導く。