藍28位に後退 肩回りに違和感
「ホンダLPGA・第3日」(22日、サイアムCC=パー72)
23位で出た宮里藍(28)=サントリー=は2バーディー、4ボギーの74とスコアを落とし、通算2オーバーで首位と13打差の28位に後退した。他の日本勢は比嘉真美子が2バーディー、1ボギーの71で通算3オーバーの34位、堀奈津佳は75で6オーバーの44位。有村智恵は一つ落として10オーバー、宮里美香は74で13オーバー、諸見里しのぶは78で14オーバー、上原彩子は75で17オーバーだった。アンナ・ノードクイスト(スウェーデン)が通算11アンダーで第1日からの首位を守った。
朝から「肩回りの動きが硬かった」と違和感に悩まされ、宮里藍はプレー中にストレッチを繰り返した。その影響からショットは右へと曲がり、パットは距離感が合わず、前半4ボギーと後退した。
だが「よくあること。微調整に思ったより時間がかかったが、冷静に対処できた」と、状態を受け入れて組み立てた。10番(パー5)は残り220ヤードから3番ウッドで2オンに成功して初バーディーを奪い、15番でも2・5メートルを沈めて2つ取り戻した。
4年ぶりの優勝は遠のいたが「いいリズムでプレーしたい」と最終日の目標を掲げた。