藍、美香ら日本勢出遅れ…みんな43位
「HSBCチャンピオンズ・第1日」(27日、シンガポール・セントーサGC=パー72)
日本の3選手はそろって75と振るわず43位と出遅れた。2010年優勝の宮里藍(28)=サントリー=は1バーディー、4ボギー、宮里美香(24)=NTTぷらら=は2バーディー、5ボギー、上原彩子(30)=モスフードサービス=は3バーディー、6ボギーだった。2週前にツアー通算40勝目を挙げたカリー・ウェブ(オーストラリア)が66で回り単独首位。大会は出場63人で4日間、予選落ちなしで争われる。
宮里藍はパーオンできなかった5ホールのうち四つがボギーと、小技の名手らしからぬ崩れ方だった。会場が現在のコースに変わった昨年は、直前の交通事故の影響で欠場。踏ん張れなかった原因を「初めてのコースではよくあること。警戒心が薄かった」と話した。
グリーンが海際の5番(パー4)が象徴的だった。右から強い潮風が吹き付ける中で、左に外した。「あそこは大丈夫と思っていたが、行ってみたら駄目だった」。下り勾配に向かっての第3打は、ピン手前の落としどころも狭かった。ここでボギーが先行した。
第2日はコースへの対応力が問われる。「パー5は距離が短い。そこでバーディーを取って(流れを)切り替えられるようにしたい」と攻略を期した。