松山17番までイーブン 中断後は好調
「キャデラック選手権・第1日」(6日、トランプナショナル・ブルーモンスター=パー72)
松山英樹(22)=LEXUS=は17ホールを終えて4バーディー、4ボギーでイーブンパーだった。悪天候で2時間以上中断した影響で日没サスペンデッドとなり、6人しか競技を終えられなかった。18ホールを回った選手では69のハリス・イングリッシュ(米国)がトップ。タイガー・ウッズ(米国)は10番を終えて2オーバーだった。
松山にとっては恵みの雷雨になった。風速10メートル以上を記録した第1ラウンド。出だしの10番(パー5)こそ2オンしてバーディーを先行させたが、11番は1メートル強のパットがカップに蹴られ、12番はグリーン奥からの寄せに失敗してボギーと後退。14、17番でもスコアを落とした。
「いいショットを打っても結果につながらず苦しい流れだった」と振り返る。悪天候で競技を止められたのは2オーバーで迎えた3番グリーンだった。2時間余りの中断後、流れは明らかに良くなった。
4番でバンカーショットをカップへ入れてバーディー。パー5の8番では残り203ヤードの第2打を4番アイアンでピン上3メートルにつけ、イーグルこそ逃したものの、イーブンパーに戻した。「中断中は(宿舎の)部屋に戻って寝ていただけ。考えて流れを変えられる力はない。(結果として)そうなっただけ」と笑うが、スコアとともに自信も回復した。