松山スイング乱れ34位 痛恨2度のダボ
「キャデラック選手権・最終日」(9日、トランプナショナル・ブルーモンスター=パー72)
21位から出た松山英樹(22)=LEXUS=は2度のダブルボギーなどで74とスコアを落とし通算6オーバーの34位だった。72で回ったパトリック・リード(米国)が通算4アンダーで逃げ切り今季ツアー2勝目、通算3勝目を挙げた。バッバ・ワトソン(米国)ら2人が1打差の2位。タイガー・ウッズ(米国)は78と崩れ、5オーバーの25位だった。
追い上げを期した松山だが、前半のダブルボギー二つでつまずいた。原因は「少し変えている」というスイングの乱れ。7番(パー4)では右ラフからの第2打を大きく引っかけ、9番(パー3)はティーショットを池に入れた。
折り返してからは12番で1メートル、15番で2メートルとショットでピンに寄せてバーディーを重ねた。ただ、満足いくスコアには戻せず「開き直って頑張ったが、パットが良くなかった」と悔しさを募らせた。
1月に渡米してここまで7戦にエントリーし、左手首の故障などで2試合は開幕前や途中で棄権。戦った5試合では4位が1度あり、今大会の34位が最低だった。病院での検査や東北福祉大の卒業式のため、いったん帰国する松山は「ベストテンが1度しかなかった」と不満そうだ。
次の戦いは4月10日開幕のメジャー、マスターズ・トーナメントになる見通し。「すべてが練習不足。しっかりと日本で練習できれば」と、大舞台をにらみ出直しを誓った。