18歳アマ柏原明日架が3位に急浮上
「アクサ・レディース・第2日」(29日、UMKCC=パー72)
今月3日に宮崎・日章学園高を卒業したばかりのアマチュア・柏原明日架(18)が5バーディー、ノーボギーで67をマーク。通算6アンダーにして、前日の18位から首位と4打差の3位に急浮上した。宮里藍が持つ日本人最年少優勝記録更新がかかる最終日は最終組を回る。首位は10アンダーの藤田幸希(28)=フリー。2打差の8アンダー2位に前日首位の渡辺彩香(20)=ユピテル=が続いた。
卒業式からわずか4週間足らず。今夏のプロテスト合格を目指す“プロ予備軍”の18歳・柏原がトッププロ顔負けの67でV戦線に急浮上した。
168センチの恵まれた体から繰り出すドライバーショットの平均飛距離は250ヤード。それでも得意クラブはパターといい、この日も5番で8メートルを沈めたのを皮切りに、7番で6メートル、13番では段越え20メートルのバーディーパットを決めてみせた。
「去年の11月、自分のパーオン率を計算してツアーのデータと比較してみたら、すごい差があったんです。これじゃかなわんだろうって思った」という。以来ショット練習に時間を割き、50%以下だったパーオン率は大幅に改善。この日は18ホール中14ホールでパーオンに成功。パーオン率77・8%だ。
「プロテスト前に優勝できたら、それが一番早くプロになれる方法だから…」と、最終日に向けて虎視眈々(たんたん)。4打差を逆転してアマチュアVを実現すれば清元登子、宮里藍、キム・ヒョージュ(韓国)に次ぐツアー4人目の快挙。日本人最年少優勝記録を更新する。