野村敏京7位“目標達成”初1桁
「ロッテ選手権・最終日」(19日、コオリナGC=パー72)
10位から出た野村敏京(21)は7バーディー、3ボギーの68と伸ばし通算7アンダーで自己最高の7位に入った。上原彩子は1バーディー、5ボギーの76と振るわず3オーバーで42位。ミシェル・ウィー(米国)が6バーディー、1ボギーの67で通算14アンダーに伸ばし、2位から逆転で4季ぶりのツアー通算3勝目を挙げた。
野村のショットがさえ渡った。12番(パー3)で1メートル半、ともにパー5の13、14番はどちらも3打目を50センチにつけて3連続バーディー。そして18番(パー4)で圧巻の第2打を見せた。残り146ヤードを9番アイアンで放ったボールは、ピン奥から傾斜を下ってカップの脇にぴたり。大歓声を浴びながら締めくくった。
母とコーチとともにツアーを転戦。今季は6戦で予選落ちなしの安定した成績を残す。米ツアーで初めての1桁順位に「今後はしばらく、ほぼ毎試合出場できる」と満面の笑みを浮かべ、「まだ足りないところもあるので、しっかり練習して優勝までいきたい」と夢を膨らませた。