“師匠”の祖父は2日目2位で優勝確信
「KKT杯バンテリンレディース・最終日」(20日、熊本空港CC=パー72)
勝みなみ(鹿児島高1年)にゴルフを教えた祖父の市来龍作さん(74)は、グリーン上で優勝スピーチをする孫娘に温かい視線を送った。「80歳になるころには優勝してくれるかなと思っていた。6年早かった」と喜びをかみしめた。ともにプロ野球阪神のファンで、ゴルフが趣味の市来さんと一緒に、ラウンドや練習を重ねてきた。前日の第2日で2位につけたことで、市来さんは「これは、みなみなら優勝する」と確信していたという。
母の久美さん(47)によると、勝は「トランプをやっても、負けて悔しがる」。負けず嫌いの娘は、トッププロたちを相手に見事頂点へたどり着いた。久美さんは「小さなころから人前に出るのが大好きで、緊張しない子でした。本当によくやった」と目を細めた。